【保存版】大阪府の高校入試制度を徹底解説!選抜方法・内申点・学力検査

お子さんの高校受験、いよいよですね!

この時期になると、志望校選びや受験勉強、内申点のことなど、気になることがたくさんあるのではないでしょうか?

「うちの子、ちゃんと合格できるかしら…」「どんな高校を選べばいいか分からない…」「内申点を上げるにはどうすればいいの?」

そんな悩みをお持ちの保護者の方も多いはず。

そこで今回は、大阪府の高校入試制度や内申書の取り扱い方、最新の入試情報、そして効果的な高校入試対策まで、詳しく解説していきます。

この記事を読めば、大阪府の高校入試についてしっかりと理解し、お子さんの受験を安心してサポートできるようになるでしょう。
ぜひ最後まで読んで、お子さんの夢の実現に向けて、一緒に準備を進めていきましょう!

目次

大阪府の高校入試について

ここでは、大阪府の高校入試について、わかりやすく解説していきます。
大阪府独自の制度や、最近の入試の傾向などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

公立高校の入試制度の概要

大阪府の公立高校入試には、実は、他の府県とは少し違った特徴や、たくさんの選抜方法があるんです。
お子さんの高校受験を控えているお母様方は、ぜひ知っておいてください。

選抜方法

大阪府の公立高校入試には、特色のある選抜方法が、なんと7つもあります!

それぞれの特徴を知るだけでも、お子さんに合った高校選びの選択肢が広がりますので、ぜひ目を通してみてください。

  • 特別入学者選抜
  • 大阪府立豊中高等学校能勢分校に係る入学者選抜
  • 海外から帰国した生徒の入学者選抜
  • 日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学選抜
  • 知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜
  • 一般入学者選抜
  • 秋季入学者選抜

特別入学者選抜実施校

特別入学者選抜を実施している高校は、全部で21校あります。

学科によっても選抜方法が異なるので、お子さんの希望する学校や、興味のある学科で、どんな選抜方法がとられているのか、ぜひ一度調べてみてくださいね。

全日制の課程専門学科
学科名等高等学校名
建築デザイン科、インテリアデザイン科、ビジュアルデザイン科、映像デザイン科、プロダクトデザイン科大阪府立工芸高等校
デザインシステム科岸和田市立産業高等学校
総合造形科大阪府立港南造形高等学校
美術科大阪府立工芸高等校
音楽科大阪府立夕陽丘高等学校
体育に関する学科大阪府立桜宮高等学校、大阪府立汎愛高等学校、大阪府立摂津高等学校、大阪府立大塚高等学校
グローバル探究科大阪府立水都国際高等学校
演劇科大阪府立咲くやこの花高等学校
芸能文化科大阪府立東住吉高等学校
全日制の課程総合学科 (エンパワメントスクール)
学科名等高等学校名
総合学科大阪府立淀川清流高等学校、大阪府立成城高等学校、大阪府立長吉高等学校、大阪府立箕面東高等学校、大阪府立布施北高等学校、大阪府立和泉総合高等学校
全日制の課程総合学科 (ステップスクール)
学科名等高等学校名
総合学科大阪府立西成高等学校、大阪府立岬高等学校
多部制単位制部及びII部 (クリエイティブスクール) 並びに昼夜間単位制
学科名等高等学校名
多部制単位制Ⅰ部及びⅡ部普通科大阪府立大阪わかば高等学校
昼夜間単位制 普通科 ビジネス科大阪府立中央高等学校

大阪府立豊中高等学校能勢分校に係る入学者選抜実施校

全日制の課程
学科名等高等学校名
総合学科大阪府立豊中高等学校能勢分校

海外から帰国した生徒の入学者選抜実施校

大阪府の高校入試では、海外から帰国したお子さんを対象とした特別な入試制度があります。
この制度を採用している高校は、全部で14校あります。

全日制の課程
学科名等高等学校名
総合科学科大阪府立住吉高等学校、大阪府立千里高等学校、大阪府立泉北高等学校
英語科大阪府立東高等学校、大阪府立いちりつ高等学校、東大阪市立日新高等学校
国際文化科大阪府立旭高等学校、大阪府立枚方高等学校、大阪府立花園高等学校、大阪府立長野高等学校、大阪府立佐野高等学校、大阪府立住吉高等学校、大阪府立千里高等学校、大阪府立泉北高等学校
グローバル科大阪府立箕面高等学校、大阪府立和泉高等学校
グローバル探究科大阪府立水都国際高等学校

日本語指導が必要な帰国生徒・外国人生徒入学者選抜実施校

大阪府では、日本語指導が必要なお子さん向けの入試制度もあります。
志望条件などはいくつかありますが、条件を満たしていれば、この入試制度を利用して高校を受験することができます。

全日制の課程
学科名等高等学校名
普通科大阪府立東淀川高等学校
総合学科大阪府立福井高等学校、大阪府立門真なみはや高等学校、大阪府立八尾北高等学校、大阪府立成美高等学校
総合学科
(エンパワメントスクール)
大阪府立長吉高等学校、大阪府立布施北高等学校
多部制単位制部 (クリエイティブスクール)
学科名等高等学校名
普通科大阪府立大阪わかば高等学校

知的障がい生徒自立支援コース入学者選抜実施校

全日制の課程
学科名等高等学校名
普通科 知的障がい生徒自立支援コース大阪府立桜宮高等学校、大阪府立阿武野高等学校、大阪府立八尾翠翔高等学校
フラワーファクトリ科・環境緑化科・バイオサイエンス科 知的障がい生徒自立支援コース大阪府立園芸高等学校
機械工学科・電気工学科・理工学科 知的障がい生徒自立支援コース大阪府立東淀工業高校
総合学科 知的障がい生徒自立支援コース大阪府立柴島高等学校、大阪府立枚方なぎさ高等学校、大阪府立松原高等学校、大阪府立堺東高等学校、大阪府立貝塚高等学校
総合学科(ステップスクール) 知的障がい生徒自立支援コース大阪府立西成高等学校

一般入学者実施校

大阪府の公立高校のほとんどは、一般入試で受験することができます。

  • 全日制の課程
  • 全日制の課程総合学科 (クリエイティブスクール)
  • 定時制の課程
  • 通信制の課程

などがあります。

色々な学科がありますので、詳しくは大阪府のホームページで確認してみてくださいね。

秋季入学者選抜実施校

高校入試は、基本的には3月に行われますが、秋季入学といって9月にも行われる場合があるんです。
秋季入試を受験するには、いくつかの審査などを受ける必要があります。

もし秋季入試を希望する場合は、事前に教育委員会に相談するようにしましょう。

多部制単位制部及びII部 (クリエイティブスクール)
学科名等高等学校名
普通科大阪府立大阪わかば高等学校
定時制の課程
学科名等高等学校名
普通科大阪府立桃谷高等学校

各入試選抜についての詳細については、大阪府のホームページをご確認ください。

令和7年度大阪府公立高等学校入学者選抜実施要項(令和6年10月17日公表)

一般入学者選抜の学力検査について

大阪府の公立高校入試では、学校によって、学力検査の問題の種類や、学力検査の点数と内申書の評定のどちらを重視するかが違います。
そのため、志望校によって受験対策も変わってきます。

もし、もう志望校がある程度決まっているなら、事前にどんな入試なのか調べておくことをおすすめします。

学力調査問題の種類

大阪府では、数学と英語に関して「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」の3種類の問題があります。
問題の内容はもちろんですが、試験時間もそれぞれ違ってくるので、しっかり確認しておきましょう。

どの学校がどの問題を使っているのかは、大阪府のホームページで確認することができます。

学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ

大阪府立高等学校の英語学力検査問題改革について

大阪府の公立高校入試の英語では、当日のテストの点数だけでなく、実際に使える英語力を重視しているため、外部検定テストの結果を入試の点数に反映させることもできるんです。

例えば、英検2級に合格していれば、当日のテストの点数が悪くても、8割の点数が保証されるんですよ。

TOEFL iBTIELTS英検読み替え得点率
60点6準1級100%
50点5.5(対応なし)90%
40点52級80%

さらに詳しく知りたい方は、大阪府のホームページを御覧ください。

大阪府立高等学校の英語学力検査問題改革について

学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ

大阪府の公立高校入試では、学校ごとに学力検査と調査書(内申書)のどちらを重視するかも違います。
重視する割合は、学校によってかなり差があり、学力検査の点数重視の学校と、内申点重視の学校では、配点が0.8倍も違います。

このことを知っておかないと、受験対策の方法が大きく変わってくるので、注意しましょう。
一般的には、偏差値の高い学校ほど学力検査重視、偏差値が低い学校ほど内申点重視の傾向があります。

学力検査の成績及び調査書の評定に
かける倍率のタイプ
学力検査の成績にかける倍率調査書の評定にかける
倍率
1.4倍0.6倍
1.2倍0.8倍
1.0倍1.0倍
0.8倍1.2倍
0.6倍1.4倍

どの学校がどのタイプなのか、この倍率について詳しく知りたい人は、大阪府のホームページをご確認ください。

第7 一般入学者選抜
学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ

学力検査の実施時間割及び配点

大阪府の公立高校入試は、問題の種類によって試験時間が変わります。
その他の教科はすべて同じ条件で、各教科90点、合計450点満点です。

テストの時間や配点は、受験する年度によって変更される場合があるので、受験する年度の受験要項をしっかり読んで確認しておきましょう。

数学及び英語の学力検査において、「基礎的問題」又は「標準的問題」で選抜を実施する学校
時 限 第1時 第2時第3時第4時第5時
検査教科国 語数 学英 語理 科社 会
時 間50分50分40分
リスニング
15分
40分40分
時 刻9:10

10:00
10:20

11:10
11:30

12:10
リスニング
12:20

12:35
13:30

14:10
14:30

15:10
配 点90点90点90点90点90点
数学の学力検査において「基礎的問題」又は「標準的問題」、
英語の学力検査において「発展的問題」で選抜を実施する学校
時 限 第1時 第2時第3時第4時第5時
検査教科国 語数 学英 語理 科社 会
時 間50分50分30分
リスニング
25分
40分40分
時 刻9:10

10:00
10:20

11:10
11:30

12:00
リスニング
12:10

12:35
13:30

14:10
14:30

15:10
配 点90点90点90点90点90点
数学の学力検査において「発展的問題」、
英語の学力検査において「基礎的問題」又は「標準的問題」で選抜を実施する学校
時 限 第1時 第2時第3時第4時第5時
検査教科国 語数 学英 語理 科社 会
時 間50分60分40分
リスニング
15分
40分40分
時 刻9:10

10:00
10:20

11:20
11:40

12:20
リスニング
12:30

12:45
13:40

14:20
14:40

15:20
配 点90点90点90点90点90点
数学及び英語の学力検査において、「発展的問題」で選抜を実施する学校
時 限 第1時 第2時第3時第4時第5時
検査教科国 語数 学英 語理 科社 会
時 間50分60分30分
リスニング
25分
40分40分
時 刻9:10

10:00
10:20

11:20
11:40

12:10
リスニング
12:20

12:45
13:40

14:20
14:40

15:20
配 点90点90点90点90点90点

調査書(内申書)の評価方法

一般入試の場合でも、全日制の課程と定時制の課程、通信制の課程では、内申書の配点が違います。

全日制の課程では

各教科の評定は50点満点
(3学年の評定×6+2学年の評定×2+1学年の評定×2)

9教科で450点満点

令和7年度 大阪府公立高等学校入学者選抜 配点等

定時制の課程では

各教科の評定は30点満点
(3学年の評定×3.6+2学年の評定×1.2+1学年の評定×1.2)

9教科で270点満点

令和7年度 大阪府公立高等学校入学者選抜 配点等

通信制の課程では

各教科の評定は25点満点
(3学年の評定×3+2学年の評定×1+1学年の評定×1)

9教科225点満点

令和7年度 大阪府公立高等学校入学者選抜 配点等

評定は最高で5なので、例えば数学の成績が中学1年生のときは3、中学2、3年生のときは4だったとすると、全日制の課程では38点になります。

4×6+4×2+3×2=38点となります。

私立高校の入試制度の概要

私立高校は、公立高校と入試制度が大きく違います
公立高校のように内申点を使う学校もあれば、学力検査の点数だけを使う学校もあります。

必ず受験する前に、学校のホームページや受験要項をよく読んで確認しておきましょう。

令和7年度 私立高校入試日程

  • 2月10日(月)大阪
  • 2月10日(月)京都
  • 2月10日(月)兵庫
  • 2月6日(木)奈良
  • 2月1日(土)和歌山
  • 2月3日(月)・4日(火)滋賀

【令和7年度大阪私立中学校・高等学校入試日について】

公立高校では難しいですが、私立高校の場合は、大阪府以外の高校を受験することもできます
しかし、入試の日程が重なっている場合もあるので、複数の高校を受験したい場合は、日程をよく確認する必要があります。

選抜方法と受験科目、評価方法

選抜方法も学校によって違いますが、基本的には学力検査や面接、作文、実技試験などが行われます。
また、内申点を使う学校や、入試の科目が3教科だけの学校、5教科の学校など、さまざまです。

さらに、専願と併願で受験科目が変わる場合もあるので、必ずチェックしておきましょう。

私立高校等授業料無償化制度

大阪府では、令和6年度に私立高校の授業料無償化が正式に決定しました。
令和8年度には、全学年で授業料が完全に無料になる予定です。

そのため、最近は私立高校の人気が高くなってきており、倍率も上がっています
もし、公立高校よりも私立高校に行きたいと考えているなら、過去問などでしっかり対策をしたり、専願を利用するのもおすすめです。

調査書(内申書)の取り扱い方

高校入試では、内申書はとても大切な書類です。

最近では、学校間の格差や不登校のお子さんが不利になるという理由で、内申書をなくそうという話も出ていますが、すぐになくなることはなさそうなので、きちんと内申書について知っておきましょう。

高校入試における内申書の重要性

高校入試では、内申書は絶対に無視できない重要な書類です。

公立高校はもちろん、私立高校でも、選考基準の一つとして内申書を参考にする学校があります。
しかも、中学3年生の成績だけでなく、中学1、2年生のときの成績も大切なんです。
さらに、主要5教科だけでなく、技術・家庭科や体育などの実技教科も内申書に反映されるので、勉強だけでなく、毎日の学校生活全体が重要になってきます。

「うちは公立高校は考えていないから」というお母様も、内申書を意識しておくことは大切です。

内申書の上げ方について

内申書は、基本的には学期末や学年末にもらう通知表の成績とほぼ同じ内容です。

つまり、中間テストや期末テストはもちろんのこと、提出物などをきちんと出すことも、内申書に影響してきます。
また、実技教科では、実技テストなどもあるので、日頃から真面目に授業を受けることが大切です。

もし、内申書についてもっと詳しく知りたい場合は、以前書いた記事を参考にしてみてくださいね。

高校入試対策

ここでは、高校入試対策について解説していきますね。

基本的なことが多いですが、大切なポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

公立高校の受験対策

高校入試の受験対策は、公立高校と私立高校で、対策の方法が違います。

先ほどもご説明したように、公立高校の入試は、志望校によって問題の種類も違いますし、内申書と学力検査の配点の割合も違います

これらの点をしっかり確認しながら、受験対策を進めていきましょう。

公立高校の過去問

公立高校を第一志望にする場合は、過去問に注意しなければいけません。

大阪府では、数学と英語に関して、3種類のレベルの問題が採用されています
その3種類とは「基礎的問題」「標準的問題」「発展的問題」です。

自分の志望している学校が、毎年どのレベルの問題を試験で使っているのかを、早めに確認しておかないと、大変なことになるかもしれません。

過去問は、大阪府のホームページに過去3年分が掲載されているので、そちらから印刷して解いてみることをおすすめします。

令和6年度大阪府公立高等学校入学者選抜 学力検査問題及び採点資料等

調査書(内申書)の成績を上げる

先ほどもご説明したように、公立高校の入試では、内申書がとても重要になってきます。

学校によっては、入試の点数の7割近くが内申書で決まってしまう場合もあるんですよ。
ですから、内申点を上げることを意識して、日頃から学校生活を送るようにしましょう。

大阪府立高等学校の英語学力検査問題改革

大阪府では、英語のテストについて、外部の検定テストの結果を入試に利用できるようになっています。

もし、志望校の英語の試験が「発展的問題」の場合は、外部の検定テストを利用するのもおすすめです。
最近は、外部検定テストを利用する生徒が増えていて、学校によっては8割近くの生徒が利用しているところもあるんですよ。

「発展的問題」はかなり難しいので、外部の検定テストで高得点を目指すのも、一つの方法だと思います。

公立高等学校入学状況概要について

私立高校の受験対策

ここからは、私立高校の受験対策について解説していきますね。

私立高校は、公立高校と大きく違う点があるので、ぜひその違いを知っておいてください。

私立高校の過去問

私立高校の入試では、過去問を解くことは、公立高校の過去問を解くことよりも重要になってきます。
なぜなら、私立高校は学校によって出題される問題が違うのはもちろんのこと、出題される問題に傾向があるからです。

つまり、私立高校では過去問対策がとても重要で、できる限り過去10年分くらいは解いておくことをおすすめします。

過去問は、志望校のホームページに掲載されていたり、オープンスクールや学校説明会でもらうことができます。
また、書店やAmazonで過去問をまとめた本が販売されているので、そちらを購入するのも一つの方法です。

選抜方法について

私立高校は公立高校と違って、学校独自の選抜方法を決めることができます。
そのため、公立高校の入試にはない面接や、作文、小論文などを行う学校もあるので、それらの対策も必要になってきます。

中学校によっては、面接の練習や作文、小論文の対策をしてくれる場合があるので、困っている場合は担任の先生や進路指導の先生に相談することをおすすめします。

また、公立高校と同じように内申書を使う学校もありますので、気を付けておきましょう。

高校選びのポイント

高校を選ぶときには、いろいろなポイントがありますよね。

どうやって選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

学校の種類

まずは、どんな種類の高校があるのかを知ることが大切です。

大きく分けると、次のような種類があります。

  • 公立高校:都道府県や市町村などの地方自治体が設置・運営している高校です。学費が比較的安く、地域に住む生徒が多く通います。
  • 私立高校:企業や学校法人などが設置・運営している高校です。公立高校に比べて学費は高めですが、独自の教育方針や特色を持つ学校が多いです。
  • 国立高校:国が設置・運営している高校です。国立大学に附属していることが多く、高度な教育を受けることができます。学費は公立高校と同程度です。

さらに、学科で考えてみると、

  • 普通科: 大学進学を目指す生徒のための学科です。
  • 専門学科: 特定の分野を専門的に学ぶ学科です。工業科、商業科、農業科などがあります。
  • 総合学科: 普通科と専門学科の両方の要素を持つ学科です。生徒は自分の興味や進路に合わせて、幅広い科目を選択することができます。
  • 単位制高校: 科目ごとに単位が設定されており、生徒は自分の進路に合わせて必要な単位を取得していく高校です。
  • 通信制高校:自宅学習が中心で、レポート提出やスクーリングなどで単位を取得していく高校です。

さらに細かく分けることができますが、まずはこのくらいの種類の学校があることを知っておきましょう。

学校の偏差値

高校選びでまず一番大切なのは、お子さんの学力に合った学校を選ぶことです。

自分の学力より高すぎる学校を選んでしまうと、入試に落ちてしまったり、合格しても授業に追いつけずに苦労してしまうことがあります。
逆に、自分の学力より低すぎる学校を選んでしまうと、入試や学校の勉強は簡単ですが、その後の進路を決めるときに選択肢が狭くなってしまったり、大学進学を考えているけど、周りの生徒の雰囲気が受験モードでなく、お子さんもなかなか勉強に身が入らないということもあります。

お子さんに合った適切な学力の学校を選ぶことが大切です。

もし、どの学校が合っているのか悩んだら、学校の先生に相談してみるのが一番です。

通学時間

大阪府のような大都市では、高校がたくさんあるので、選択肢が少ないと悩むことは少ないと思います。
そんなときは、通学時間を考えてみることも大切です。

高校では3年間、ほぼ毎日通うことになるので、通学時間はとても重要です。

個人的には、家を出発してから学校に到着するまでが45分以内を目安にするといいと思います。
これ以上長くなって1時間以上かかる場合は、少し大変かもしれません。

また、通学手段にも気をつけましょう。
電車、自転車、バスなど、どれを使うかによっても、通学時間は変わってきます。

Googleマップなどでだいたいの時間はわかりますが、オープンスクールなどを利用して、実際に通学してみたときにどれくらい時間がかかるのか、体験してみることをおすすめします。

オープンスクールを利用してみる

なかなか進路が決まらない人も、すぐに決まった人も、ぜひオープンスクールには参加してみてください。

先ほども書きましたが、実際に学校に通うのにどれくらい時間がかかるのかを体験したり、学校の雰囲気を感じたりすることはとても大切です。

また、オープンスクールでは個別の相談を受け付けている学校もあるので、そこで疑問に思っていることや心配なことを聞いてみるのもいいですよ。

公立高校や私立高校も含めて、2~4校くらいを目安にオープンスクールに行ってみることをおすすめします。

もちろん、それ以上に行っても構いませんが、逆に悩みすぎてしまうこともあるので、ほどほどにすることも大切です。

後悔のないように、お子さんと一緒に進路を決めましょう

今回は、大阪府の高校入試についてまとめてみました。

高校入試って、お子さんにとって人生で初めて「合格」か「不合格」かを経験するイベントになることが多いです。

日本ではほとんどの中学生が高校に進学するので、「高校に行くのは当たり前」と思っているかもしれません。
でも、当たり前だからこそ、その「当たり前」を実現するためには、いろいろな準備が必要なんです。

通っている学校がある程度はサポートしてくれますが、すべてを細かく指示してくれるわけではありません。
頼れるところは頼りながら、今回の記事などを参考にして、お子さんに合った高校を選べるように、親子で一緒にがんばっていきましょう。

今回の記事が、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

もし、気になることや質問があれば、X(旧Twitter)のDMや公式LINE、お問い合わせフォームから、いつでも気軽に連絡してくださいね。

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もしお子さんが勉強で困っていることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。

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